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【エジプト・アレキサンドリア】ビレッジオブホープでのDAISY図書読書体験会
(2021年12月21日)

2022-01-11 10:16:40  国際

2021年12月21日に行われた、
ビレッジオブホープでのDAISY図書読書体験会のイベントレポートを、
エジプト現地事務局からお届けします。

●概要

2021年12月21日にアレキサンドリア郊外にあるビレッジオブホープ(アレキサンドリアで障害者施設や幼稚園を経営する団体の施設)でDAISYの利用機会を広げるための、読書体験会を開催しました。
20日に予定されていたイベントですが、雨のため児童たちが集まらない不安があり、21日(11:30-13:00)に変更になりました。
21日は、雨上がりの晴天のなか開催することができました。
 

写真1:雨のアレキサンドリア市内、写真2:施設看板

  

写真3:施設前の道(雨上がりで水たまりができている)、写真4:施設の園庭


●イベントの様子

今回の参加者は、7歳から12歳の児童が11名、それぞれに学習障害(読解、作文、数学)、ADHD、学習が遅れている、読みに困難がある児童が参加しました。
コロナ対策のために参加者は、マスク着用していました。


写真5:会場の様子

11時半から11名の児童が集まり、今日これからする体験会の説明し、その後ゲームのように(ぬいぐるみを渡された人から自己紹介をする)自己紹介をしました。
名前と将来どんな職業に就きたいかなど、それぞれ発表していきました。 


写真6:ATDOスタッフが体験会の説明をしている様子


写真7:自己紹介をする児童

自己紹介でお互いを知り、和んだところで、今回紹介するDAISYとは何か、どんなことができるのか、
機能や使用方法をプロジェクターで画像を写しながら説明しました。

その後、1冊の本COVID’19(My Hero is you)をDAISYの使い方を説明しながら、プロジェクターで鑑賞しました。


写真8:説明を聞いている児童

このDAISY図書から、COVID-19予防措置について彼らが学んだことについてグループディスカッションを行いました。
使い方が分かったところで、11名の児童に2名で1つのタブレットを操作できるグループになってもらい、
タブレットでDAISY図書を体験してもらいました。


写真9:タブレットでDAISY図書を体験中

最初は、操作方法にとまどっていたグループもありましたが、少しサポートをすれば、すぐに操作方法を理解し、
タブレット上にある本を次から次へと試していました。
音の大きさ、早さ、文字の大きさなども自分たちで操作することができていました。

最後にDAISY図書を体験してもらった感想を11名から発表してもらいました。
タブレット上にある図書の中でどの本が一番好きだったかでは、カラフルな絵がある本が人気でした。
そのほかにもDAISYは、紙の本と違って音声があるのが良い、もっとたくさんの本を読みたいなどの感想が多かったです。

読書体験会が終わったあと、4名の児童からインタビューを行い今回の訪問は終了しました。


写真10:インタビュー前の説明    

<今回訪問した施設は、幼稚園として活動しておりATDOからお礼として幼稚園の子供たちへもお菓子や果物を配布しました。>


写真11:お土産のお菓子と果物


開催概要

日時:12月21日(月)  午前11時30分から午後1時(現地時間)
場所:ビレッジオブホープ(アレキサンドリアで障害者施設や幼稚園を経営する団体の施設)
対象:読みに困難を抱える子供たち
参加者:11人(7歳から12歳までの児童)
スタッフ人数:ビレッジオブホープ3名、ATDO4名、撮影同行者1名
参加費:無料

【イベントの概要】
読みに困難を抱える子供たちが読書を楽しむため、DAISYの紹介と体験の機会を作るための読書セッション

【内容】
・自己紹介
・DAISY図書の使い方のご紹介と実演
(COVID’19(My Hero is you)の本を再生と、COVID-19予防措置について彼らが学んだことについてグループディスカッション)
・タブレットを使用してのDAISY体験 など


記事:Y.D 掲載:M.A

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