メインコンテンツへスキップ
ATDO

特定非営利活動法人 支援技術開発機構

ユニバーサルデザインと支援技術で実現する知識と情報の共有

当サイト内を検索できます。
お問い合わせ
Facebook

ATDOについて


ATDO(支援技術開発機構)は、障害者や高齢者の情報へのアクセスとコミュニケーションに関わる分野における、支援技術とユニバーサルデザインの開発、またそれを活用した支援を行うために2006年4月に発足した団体です。

障害者や高齢者の生活の質の向上に役立つ情報支援機器の開発やサポート・研修、OJT(就労したままでの訓練)、トレーナーの養成・派遣を行うとともに、情報コミュニケーション分野において、ユニバーサルデザインの推進及びアクセシビリティに関する評価・助言を行うことを目的としています。具体的には、障害者や高齢者がコンピュータやソフトウェアの操作、データ作成、インターネットでの情報検索を快適に行うために必要な機器の開発およびサポート、情報コミュニケーション技術を用いた障害者の就労、就学、生活支援、高齢者の生活支援、すべての人々に使いやすいデザインの推進などを行います。

現在の主な活動は、DAISYやアクセシブルなEPUB3のリッチコンテンツの普及と研究・開発、点字の携帯情報端末を活用した盲ろう者の情報支援等です。

メンバーは、国内外での開発に関わる経験を生かして、実際に役立つ支援を障害のある人たちを中心に進め、多様な人々が生き生きと暮らせる社会の構築をめざします。

ATDOは、以下の団体の会員です。

日本DAISYコンソーシアムの事務局業務をATDOが担っています。また、日本DAISYコンソーシアムの代表である河村宏ATDO副理事長は、DAISYコンソーシアムの役員として活動に参加しています。

先頭に戻る

理事長挨拶


山内理事長の写真

2021年5月
理事長 山内 繁

特定非営利活動法人支援技術開発機構(ATDO)は、障害者や高齢者の情報とコミュニケーションに関わる分野における、アクセシブルな支援システム・支援機器の開発と活用の普及のために2006年4月に発足いたしました。

ATDOは、日本DAISYコンソーシアムの会員として、DAISYのより広範で深化した開発と標準化に取り組んでまいります。さらに、アクセシブルなICTの国内外での普及を通じて、障害者権利条約を基本とするインクルーシブな社会の実現を目指しております。

これまで、アクセシブルなICTの開発、その途上国への転移と普及、インクルーシブ教育への応用、障害と災害などを課題として、それに関連した調査・研究、教育・トレーニングならびにその普及の支援において、国内外で成果を上げてまいりました。とりわけ、中南米・中東地域の諸国におけるアクセシブルなICTの開発並びに普及は、プロジェクト終了後も各国で自律的に発展を続けることが期待されております。

今後とも、アクセシブルでインクルーシブな社会を構築するためのATDOの活動に、皆さまのご理解とご支援およびご協力をお願いいたします。


先頭に戻る

支援技術とは


ユニバーサルデザインと支援技術

ATDOは、定款で「電子情報分野において、すべての人々にとって使いやすく、分かりやすいユニバーサルデザインの推進及びアクセシビリティに関する評価・助言を行うことを目的とする」ことを掲げています。

「支援技術開発」を団体名とするATDOがどのようにユニバーサルデザインを推進するのかについて良く質問を受けますので、ATDOが進めている支援技術とユニバーサルデザインの研究開発について以下に説明します。

障害者権利条約第2条

支援技術とユニバーサルデザインの関係について、国際的に議論を重ねた成果を要約しているのが、2006年に制定された障害者権利条約の第2条の以下の一節です。

ユニバーサルデザインとは、調整又は特別な設計を必要とすることなく、最大限可能な範囲で全ての人が使用することのできる製品、環境、計画及びサービスの設計をいう。ユニバーサルデザインは、特定の障害者の集団のための補装具が必要な場合には、これを排除するものではない。(日本政府訳)

「製品、環境、計画及びサービス」の幅広い話をしているときに「補装具」という訳語が出てくるので、これが身体障害だけでなく精神障害および知的障害を含むすべての障害に関するユニバーサルデザインの話であることがわかりにくくなっています。英語原文では「補装具」のところは” assistive devices”となっています。今であれば様々な障害のある人がそれぞれの使い方をするスマホのアプリやサービスをイメージすると、よりわかりやすいのではないでしょうか?同じスマホやインターネット上のサービスを、スマホのテキスト読み上げ機能や字幕をonまたはoffにして、障害のある人も無い人も一緒に使っています。

障害者権利条約はその前文で「障害が発展する概念である」と言っています。これは、「製品、環境、計画及びサービス」の発展のさせ方次第で、それまでは「調整や特別な設計」が必要と思われていた障害のある人にも、何も特別のことをしなくても使える「製品、環境、計画及びサービス」を増やすことができるという確信に基づく宣言です。

ATDOを設立した人々は、ユニバーサルデザインという考え方を国連の世界情報社会サミットに初めて取り入れさせるために大きな役割を果たしました。その成果は、障害者権利条約に大きな影響を与えています。

このユニバーサルデザインの開発と普及が情報アクセスの格差を最終的に解決するという確信を共有する世界中の人々と連携して、ATDOは一人一人の障害のある人の固有のニーズに向き合い、そのニーズを満たすための技術開発と国際標準化活動を行っています。

その際に、常に第2条のユニバーサルデザインの定義を確認することによって、グローバルにユニバーサルデザインの製品、サービス、設備及び施設の利用可能性及び使用を促進することとしています。

先頭に戻る

理事名簿


先頭に戻る

定款


先頭に戻る

ニュース一覧

各カテゴリーの最新ニュースが3つ分この下に列挙されます。


会議・講習等報告


エクアドルのマラケシュ条約と読む権利・情報にアクセスする権利に関するバーチャルセミナー

2023-09-11 12:26:31  会議・講習等報告

2023年8月16日、SENADI(エクアドル国家知的所有権機関)とJICA(国際協力機構)の共催で「マラケシュ条約と読む権利・情報にアクセスする権利に関するバーチャルセミナー(Seminario Virtual sobre el Tratado de Marrakech y el Derecho de Acceso a la Lectura y la Información)」がオンラインで開催されました。弊機構の職員がエクアドルから運営に携わり、河村副理事長と当機構職員のYasmine氏がビデオ講演で参加しました。

このウェビナーは、エクアドル国における障害者への情報保障・アクセシビリティを促進することを目的として活動しているすべてのカウンターパート機関(行政・民間)および一般の方々に向けて、マラケシュ条約に関する知識を高めてもらうために開催され、当日は80人以上の参加者が集まりました。エクアドル、スペイン、日本ほか、世界各国からの有識者が講演し、非常に好評でした。

当日に生で参加できなかった方々のために、主催者のSENADIから本セミナーのYouTube配信が行われ、その後も多くの方に視聴されています。

YouTube [マラケシュ条約と読む権利・情報にアクセスする権利に関するバーチャルセミナー(スペイン語)]

https://www.youtube.com/watch?v=Kox1wW-ATkA

先頭に戻る


IFLA アジア・オセアニア地域部会「北東アジア図書館による国連持続可能な開発目標(SDGs)への取り組み」ウェビナー(動画・資料公開)

2023-05-29 13:02:11  会議・講習等報告

IFLA のアジア・オセアニア地域部会の主催で「北東アジア図書館による国連持続可能な開発目標(SDGs)への取り組み」と題するウェビナーが、2023年4月26日に開催されました。
幣機構の事務局長もこのウェビナーに出席し、「アクセシブルな教育環境整備 - 図書館の視点」というテーマで発表を行いました。

IFLAのウェブサイトで、ウェビナー動画と、発表の概要が公開されています。

ウェビナー動画
Northeast Asian libraries on the United Nations Sustainable Development Goals(英語)


ウェビナー報告
Recording available: Northeast Asian libraries on the United Nations Sustainable Development Goals(英語)


ウェビナー概要

「北東アジア図書館による国連持続可能な開発目標(SDGs)への取り組み」ウェビナー

テーマ: 特別なニーズがある人々にサービスを提供する図書館

日時:4月26日(水)15:30 - 18:00(日本時間)14:30 - 17:00 (香港時間)、07:30 - 10:00  (CET)

主催:IFLA アジア・オセアニア地域部会


発表内容

オープニング挨拶

1. イン・チェン氏 【IFLA AO 地域部会のメンバー。中国国立図書館副館長】

IFLAと北東アジアの図書館のSDGs達成に向けての取り組みについて話しました。また、図書館部門間のコミュニケーションと協力を奨励しました。


2. ウィンストン・ロバーツ 【IFLA AO 地域部会委員長。ニュージーランド国立図書館上級顧問】

さまざまな関係者に対して図書館に関する意見を出張することの重要性について語りました。また、図書館員に対し、アジアオセアニア地域部会と連絡を取り続けるよう述べました。


スピーカー

1. 秋山 愛子氏 【国連ESCAP 社会問題担当官】

トピック: 情報アクセシビリティに関する国連の継続的な取り組み
情報アクセシビリティに関する国連の義務について発表し、障害に関するESCAPの取り組み、最近の国連の取り組み、すべての関係者のパートナーシップに関するESCAPの将来的なビジョンを紹介しました。


2. ファン・ファ氏 【中国国立図書館研究所副館長】

トピック: 特別なニーズを持つ人々への図書館サービス: 中国国立図書館での実践
中国国家図書館の利用者対象別のサービスやリソースを紹介しました。


3. ティナ・ヤン氏 【IFLAアジア・オセアニア地域部会メンバー、香港大学・准司書、学習および研究サービス】
コニー・クウォン氏【香港大学・アシスタント ライブラリアン (特殊教育ニーズ・サポート) およびアシスタント教育ライブラリアン】

トピック: SEN 学生向けの学術図書館サービス
香港大学図書館が特別な支援を必要とする利用者に提供する支援サービスと技術について紹介しました。


4. 野村美佐子氏【IFLAアジア・オセアニア地域部会メンバー、支援技術開発機構 理事・事務局長】

トピック: アクセシブルな教育環境整備 - 図書館の視点
アクセシブルな教育環境の構築やDAISY/EPUB技術の活用により、図書館が特別な教育を必要とする子どもたちをどのようにサポートできるのか、日本の経験を踏まえて解説しました。


5. ヘレン・チャン氏【IFLA プロフェッショナル部会長 (Div. F) 委員長】

トピック: SENライブラリー・サービス・サポートの専門能力開発
特別なニーズを持つ人々のための図書館サービスの専門的な開発について、サービスを進める上での図書館スタッフの役割、アクセシブルな情報提供の進歩を維持する方法などについての意見を述べ、今後の図書館員の専門性の開発に向けた提案を行いました。



何かお気づきの点がございましたら、お問合せフォームまでご連絡ください。

M.A

先頭に戻る


「エクアドルにおけるアクセシブルな出版物の制作能力強化および普及計画のためのセミナー」報告(4月24日)

2023-05-19 09:45:06  会議・講習等報告

ATDOでは、JICAより「エクアドル国アクセシブルな著作物制作・活用体制整備アドバイザー業務」を受託しています。

2023年4月24日に「エクアドルにおけるアクセシブルな出版物の制作能力強化および普及計画のためのセミナー」が開かれ、ATDOから日本より河村副理事長と職員2人、ベトナム在住の職員1人、エクアドルに派遣中の職員1人およびエクアドル在住職員1名の計6人が出席しました。


(「エクアドルにおけるアクセシブルな出版物の制作能力強化および普及計画のためのセミナー」会議中の写真)

この会議は、本事業に係る13の組織から30名を超える参加者が出席して実施されました。本邦のATDO職員はビデオプレゼンテーションにて、アクセシブルな著作物を用いた多様な情報保障の方法を紹介、および日本や諸外国の情報保障の好事例を紹介しました。

参加者全員の反響は大きく、さまざまな障害を持つ⼈々に対して情報アクセシビリティを保証するための主要な解決策としてのデジタル化の利点について理解が示されました。 

       
(日本と海外における情報アクセシビリティのベストプラクティスについて発表している写真)

主要カウンターパート機関であるSENADI(国家知的所有権機関)のKarin著作権管理部部長は「DAISY/EPUBに変換された著作物は様々な障害のアクセシビリティをカバーするため理想的です。今回のセミナーには多くの機関から多くの参加者が出席していますが、中核となる機関が SENADI、CONADIS(国家障害平等審議会)、教育省であることは明らかです。コア・ワーキンググループのリーダーシップの下で私たちは共に協力していかなければなりません。」と述べました。

今後の活動では、エクアドル国アクセシブルな著作物制作・活用体制整備について中長期ビジョン計画を立案していきます。各関連機関が今回のセミナーを通じて、アクセシブルな著作物についての理解を深めたうえで、次回の徳森職員の第2次派遣では実際にそれを関係者およびエンドユーザーが体験をし、その声をもとにエクアドルでどのようにアクセシブルな著作物に関する枠組みを作り上げていくのかを協議していきます。 

(記事:T.D)


何かお気づきの点がございましたら、お問合せフォームまでご連絡ください。
M.A 

先頭に戻る


DAISY/EPUB情報


「HTMLと異なる順番でメディアオーバーレイズが付与されたEPUBの無限ループ問題と対応方法」レポート掲載

2022-10-25 10:51:01  DAISY/EPUB情報

【JDC技術委員会】ページに、
「HTMLと異なる順番でメディアオーバーレイズが付与されたEPUBの無限ループ問題と対応方法」に関するレポートをアップしました。

https://www.normanet.ne.jp/~jdc/tech/EPUBloopproblem/index.html

メディアオーバーレイズが付与されたEPUBでは、漢文や表の縦読み(縦方向のセルを順に読み上げる)のように、本文の読み上げ順序がHTMLの出現順と異なる場合があります。
レポートでは、読み上げ時に無限ループが発生する条件と対応方法などを、まとめています。



M.A

先頭に戻る


EPUBコンテンツにおける表読み上げ検証レポートを掲載

2022-09-28 12:21:09  DAISY/EPUB情報

JDC技術委員会の方で、EPUBのコンテンツにおける表読み上げ検証をいたしました。
HTMLや、Excelコンテンツ内の表読み上げの現状などと比較し、より読みやすい表の形式についてレポートという形でまとめました。

下記リンクです。
https://www.normanet.ne.jp/~jdc/tech/ReadingSystem/index.html


A.O

先頭に戻る


電子書籍フォーマットEPUBのアクセシビリティに関するJIS(日本産業規格)が制定されました。

2022-08-22 14:42:41  DAISY/EPUB情報

2022年8月22日付けの経済産業省の下記リンクのニュースリリースページで、「電子書籍フォーマットEPUBのアクセシビリティに関するJIS規格(JIS X 23761))」が公表されました。

https://www.meti.go.jp/press/2022/08/20220822001/20220822001.html

電子書籍が備えるべきアクセシビリティを示す日本標準規格(JIS X 23761)の制定によって、視覚障害や発達障害などの様々な理由によりこれまで出版物を読めなかった方々の読書する機会が広がることが期待されます。

今回のJIS X 23761規格の背景と内容、そして期待される効果などを記した資料(https://www.meti.go.jp/press/2022/08/20220822001/20220822001-2.pdf)も同時に経産省が発表しています。

是非、ご一読いただき、だれもが出版物を読める社会となるよう、EPUBのアクセシビリティに関するJISの普及にご協力いただければ幸いです。

先頭に戻る


ソフトウェア


DAISYコンソーシアム「リーディングシステム・アクセシビリティー・サポート・ラウンドアップ」ページのご紹介

2022-10-21 14:36:02  ソフトウェア

DAISYコンソーシアムの「Reading Systems Accessibility Support Roundup」ページで、
アクセシブルなリーディングシステムのアップデート情報やレビューがまとめられています。

https://inclusivepublishing.org/rs-accessibility/(英語)(2022年7月に更新)

また、リーディングシステムの最新のアクセシビリティ テストの詳細結果は、同じくDAISY コンソーシアムによってサポートされている
epubtest.orgページで確認することができます。


紹介されているリーディングシステム一覧

・Amazon Kindle
・Apple Books
・Colibrio Reader
・Digital Editions
・Dolphin EasyReader
・Kurzweil 3000
・Play Books
・RedShelf
・Simply Reading 
・Texthelp Read&Write
・Thorium Reader
・Vital Source Bookshelf
・Voice Dream Reader


M.A

先頭に戻る


アクセシブルなEPUB再生アプリThorium(トリウム) Readerの最新バージョン2.1.0リリース

2022-08-26 10:12:01  ソフトウェア

無料で使えるEPUB再生アプリThorium Readerの最新バージョン2.1.0が、2022年8月にリリースされました。

Windows10バージョン
https://apps.microsoft.com/store/detail/9NFZP1G7M2SC?hl=en-us&gl=US


MacOSバージョン、Linuxバージョンは下記サイトからダウンロードできます。
https://www.edrlab.org/software/thorium-reader/


Windows10バージョンをすでにお使いの方は、Microsoft Storeにサインインした状態で、
「アプリの設定」→「アプリ更新:アプリを自動的に更新する」をオンにしていると、自動的に最新版のアプリが更新されます。


Thorium(トリウム)について

・Thorium Readerは、現在、英語等主要な言語でEPUB2、メディアオーバーレイEPUB3、DAISY 2.02、DAISY 3、W3C audiobooksなどより多くのフォーマットに対応できるようになっています。

・スクリーンリーダー(NVDA、JAWS、ナレーター、Voice Over)に対応しています。

・18か国語の言語での表示が可能です。

・日本語にも対応しており、操作画面を日本語で表示でき、再生画面で日本語ルビ表示、日本語のテキスト検索などを行うことができます。


ATDOで日本語の図書の再生について検証を行ったところ、DAISY2.02など、環境やフォーマットによっては、まだ十分に対応ができていない部分がありましたので、
ボランティアで開発に参加してくださる方がいたら、ぜひ、ご協力ください。

Contact – EDRLab


M.A


先頭に戻る


Ace by DAISYアップデート(2022年7月):EPUBアクセシビリティ 1.1仕様をサポート

2022-08-25 12:24:20  ソフトウェア

Ace by DAISYは、DAISYコンソーシアムが開発した無料のオープンソースのソフトで、EPUBのアクセシビリティを確認するためのツールです。

2022年7月に各ツールのバージョンがアップデートされました。


◆リリースページ

Aceコマンドラインツール(v1.2.7)
Ace GitHub:https://github.com/daisy/ace/releases/tag/v1.2.7(英語)
Aceデスクトップアプリ(v1.1.5)
Ace App GitHub: https://github.com/daisy/ace-gui/releases/tag/v1.1.5(英語)


今回のアップデートで、EPUB Accessibility 1.1仕様(「EPUB出版物の適合性と発見性の要件」)(現在W3C勧告候補案、2022年6月7日)へのサポートが強化されています。


M.A

先頭に戻る


教育


「東京の特別支援教育の充実に向けて~東京都特別支援教育推進計画(第二期)
第二次実施計画(素案)~」についての意見募集

2021-12-09 16:48:58  教育

【ご案内】

DAISY教科書ご利用のみなさまや保護者の皆様、
支援者の皆様にご案内申し上げます。

---------------------------------------------------

東京都では、
小中学校、特別支援学校や地域社会における
特別支援教育をより充実させるために、

「東京都特別支援教育推進計画(第二期)第二次実施計画(素案)」
に対する、意見を募集しています。

---------------------------------------------------

▼詳細ページ

「東京の特別支援教育の充実に向けて~東京都特別支援教育推進計画(第二期)第二次実施計画(素案)~」
について皆様の意見を募集します

▼募集期間

令和3年11月25日(木曜日)から令和3年12月25日(土曜日)まで

▼子供たちからの意見募集のページ

みんなの意見(いけん)を募集(ぼしゅう)します

---------------------------------------------------

「東京都特別支援教育推進計画(第二期)第二次実施計画(素案)」


東京の特別支援教育の充実に向けて(概要)

https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2021/11/25/documents/09_01.pdf

東京の特別支援教育の充実に向けて(本文)

https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2021/11/25/documents/09_02.pdf

東京の特別支援教育の充実に向けて(わかりやすい版) 

https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/press/press_release/2021/files/release20211125_02/doc_05.pdf


M.A

先頭に戻る


狛江第三小学校図書館訪問

2021-01-12 15:46:17  教育

デイジー図書を取り入れた学校図書館運営を行っている、狛江第三小学校図書館を訪問しました。

 

2020年12月15日(火)ATDOスタッフの野村、川村、池福の三名で狛江市立狛江第三小学校学校図書館を訪問しました。当日は学校司書の青木和子先生より学校図書館の役割や、学校でのデイジー教科書導入の様子、またデイジー図書へ触れた際の子どもたちの様子等についてお話をお聞きすることができました。

「デイジー図書は一般的な資料として多くの人(児童・保護者)に存在を知ってもらうべき資料だと考えています。読みに困難を抱える状況は、誰にでも起こりうることだからです。読みの初期段階を支える学校図書館だからこそ、読む方法には選択肢があるということを、児童・保護者に伝えていく必要があります。自分の状況に応じて、自分で自由に選択できる環境が大切だと思います。」という、青木先生の言葉がとても印象に残りました。

そして、その言葉通り、図書室では、読む支援の工夫が見られました。たとえば、読んでいる場所がひと目でわかり、読みやすくなるリーディングトラッカー(写真➀)やDAISY図書を聞くコンピュータ(写真②)が置かれたコーナーが備えられています。ATDOでも、現在『地域連携』と題して、デイジー図書体験会などを通したデイジーの普及活動を開催すべく始動しています。デイジー図書の存在を必要としている方々へ少しでも届いていくよう、取り組んでいきたいと思います。

 

写真➀(リーディングトラッカー)

写真②(デイジー図書を聞くコンピューター)

 

【I.I】

 

先頭に戻る


DAISY版「発達のアンバランスさをもった子どもと家族のために」ー新型コロナウィルスによる感染症が拡大する時期のこころがまえー

2020-05-01 11:58:00  教育 DAISY/EPUB情報

東京女子大学の前川あさ美先生が公開している「発達のアンバランスさをもった子どもと家族のために」のDAISY版を作成いたしました。

短縮版(日本語):http://www.atdo.sakura.ne.jp/files/DAISY/covid/honbun_CBE.zip

短縮版(英語):http://www.atdo.sakura.ne.jp/files/DAISY/covid/honbun_eng_CBE.zip

短縮版補足資料(日本語):http://www.atdo.sakura.ne.jp/files/DAISY/covid/hosoku_CBE.zip

短縮版補足資料(英語):http://www.atdo.sakura.ne.jp/files/DAISY/covid/hosoku_eng_CBE.zip

再生ソフト(ChattyBookExpress)も同梱してます。zipファイルをダウンロードして、展開してから、フォルダ内にあるエグゼファイル(ChattyBookExpress.exe)をダブルクリックすると再生します。

参考:ChattyBookExpressの使い方

https://www.dinf.ne.jp/doc/daisy/book/daisytext_pod.html#ChattyBookExpress

ぜひご活用ください。

G.M

先頭に戻る


関連催しのお知らせ


8/4 (金)令和5年度「デイジー教科書の最新利用方法の報告会」のご案内

2023-06-27 10:58:57  関連催しのお知らせ

8月4日(金)13:30より、日本障害者リハビリテーション協会主催の令和5年度「デイジー教科書の最新利用方法の報告会」が開催されます。

(以下、主催サイトよりご案内を引用させていただきます)


令和5年度「デイジー教科書の最新利用方法の報告会」概要

■日時:令和5年8月4日 (金) 13:30~15:00

■会場:オンライン開催(Zoomウェビナー)参加登録された方には、ZoomのURLをお送りいたします。

■定員:300名

■参加費:無料

■情報保障:希望に応じて要約筆記・手話通訳をご用意します。

■主催:公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会

■申込先・問合せ:公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会 情報センター

TEL:03-5273-0796 / FAX:03-5273-0615 / e-mail: daisy_c★dinf.ne.jp(★を@に変えてお送りください)

詳細URL: https://www.dinf.ne.jp/doc/daisy/book/20230804.html

申込フォーム: https://forms.gle/AAR5ja8EWGVYibMt6

■締切:令和5年7月31日(月)


■プログラム *内容に変更がある場合がございます。ご了承ください。

13:30 開会挨拶

13:35-13:50 日本障害者リハビリテーション協会のデイジーへの取り組みとデイジー教科書の利用申請状況報告

13:50-14:05 ブラウザー再生の紹介

14:05-14:25 デイジー教科書利用申請方法の紹介

14:25-14:40 デイジー子どもゆめ文庫(児童書)のご紹介

14:40-15:00 質疑応答

15:00 閉会

ボランティアの皆様や、活動に興味をお持ちの皆様は、ぜひ、ご参加ください。


M.A

先頭に戻る


国連主催の「インターネット・ガバナンス・フォーラム(IGF)2023」が10月8日から12日まで京都で開催されます

2023-06-23 14:00:32  関連催しのお知らせ

(ご案内を、主催サイトより翻訳の上引用させていただきます。)


国連が主催する「インターネット・ガバナンス・フォーラム(IGF)2023」が、2023年10月8日(日)から10月12日(木)まで国立京都国際会館(京都市)にて開催されます。

インターネット ガバナンス フォーラム (IGF) は、インターネットに関連した公共政策の問題に関するマルチステークホルダー対話のフォーラムとして 2005 年に国連によって設立されました。政府、民間部門、技術コミュニティ、学術コミュニティ、会員、市民コミュニティなどのステークホルダーが参加するフォーラムです。

IGF年次会議には、毎年約 1 週間にわたって世界中から関係者が集まります。初日は、各国の閣僚代表とグローバル企業のリーダーらによるハイレベルでの会談が行われます。
インターネット ガバナンス フォーラム (IGF) 2023 は、18 回目の年次総会となり、日本が主催する初めての年次総会となります。

Internet Governance Forum 2023 to Take Place in Japan」より


日付:2023年10月8日(日)~10月12日(木)
  (5日間)

会場:国立京都国際会館(京都市)
●地下鉄烏丸線「国際会館駅」から徒歩5分 改札から地下通路を通り出入口4-2をご利用ください。
●京都市バス・京都バス「国際会館駅前」から徒歩5分
アクセス詳細

(※オンライン参加を含むハイブリッド形式での開催となります)

主催:インターネット・ガバナンス・フォーラム(IGF)


参加方法等の詳細は、近日開設予定のIGF2023公式サイトにて公開いたします。


M.A

先頭に戻る


(8/15-16)肢体不自由のある子どものWindowsとiPadOS活用講習会 (日本肢体不自由児協会主催)

2023-06-21 11:20:22  関連催しのお知らせ

日本肢体不自由児協会主催の【研修会のお知らせ】です。

肢体不自由のある子どものWindowsとiPadOS活用講習会 https://www.nishikyo.or.jp/action/training.html

(主催サイトのご案内を一部引用しています。)
--------------------------------------------
肢体不自由児の表現を豊かにするコミュニケーション支援機器(視線入力装置とiPadなどのタブレットPC)の活用方法について説明します。
「基本設定」「ソフトの選択」「入力方法」「授業での活用実践」などを、専門的立場から指導にあたっている第一線の講師により講義と実習する研修会です。
--------------------------------------------

◆夏期 令和5年8月15日(火)~16日(水) 
参加申込みを受付中。※先着順


◆日 程
○1日目(8月15日)9:30~17:00
○2日目(8月16日)9:00~16:30

◆参加費
両日参加の場合 16,500円(対面講習)※初日はオンライン参加も可
初日の講義のみ参加の場合 5,500円(オンライン)

◆会 場
心身障害児総合医療療育センター 療育研修所 (東京都板橋区小茂根 1-1-10)

15日(火)の講義は、会場参加者向けの様子をライブ配信します。
「2日間連続の参加は難しいけれど、講義のみオンラインで参加したい」という方も申し込み可能です。
なお、16日(水)の実習は、ライブ配信はありませんので、現地参加できる方のみ参加申込を受け付けます。

◆交通案内
東京メトロ有楽町線及び副都心線「小竹向原」駅下車 徒歩約10分

◆対 象
特別支援学校・療育関係者(保護者、支援者を含む)等

◆主 催
社会福祉法人日本肢体不自由児協会

春期 令和6年3月16日(土)~17日(日)にも予定してます。
(準備中)

どうぞよろしくお願いします。

M.A

先頭に戻る


国際


ロッテルダムでのIFLA WLIC 2023(2023年8月21日~25日)参加報告

2023-09-20 16:54:56  国際

レポート

ヤスミン・ヨーセフ

サテライト会議

IFLAプリントディスアビリティのある人々のための図書館分科会(LPD)は、オランダ・ロッテルダムで開催されるIFLA世界図書館情報会議(WLIC)2023の事前会議(Satellite Conference)を企画し、公共図書館が本当にすべての人のためのものであることを確実にするために、これまでに達成された進歩を探求し、共有し、検証することを目的として、世界の図書館分野から専門家、実務者、支持者(advocate)を集めました。

サテライト会議では、主に3つのテーマに焦点が当てられました。最初のテーマは、コラボレーションで、各国の専門図書館(点字図書館など)が、公共図書館を含む他のステークホルダーとどのように提携し、利用者にサービスを提供しているかを紹介しました。 

2つ目のテーマは、図書館サービスを誰もが利用しやすいものにする方法について、実行可能なステップとベストプラクティスを提供することに焦点を当てました。世界各地からの様々な好事例が紹介され、インクルーシブな図書館になるために一歩前進している国立図書館、学術図書館、その他のタイプの図書館からの有望な取り組みが見られました。

3つ目のテーマでは、アクセシブル・コンテンツの発見可能性に関する疑問を提起し、その答えを探します。 

 

[画像1: サテライト会議 第一セッションの基調講演者を紹介する著者。]


LPDパネルディスカッション

LPD部会はまた、WLIC2023の一環としてパネルディスカッションを開催しました。パネルディスカッションでは、プリントディスアビリティのある人に対するインクルーシブな図書館サービスの提供について、利用者、専門図書館、公共図書館、製作者、法的視点など、さまざまな観点から議論が行われました。 パネルディスカッションは、DAISYコンソーシアム会長のマールテン・ヴェルブーン氏の力強い紹介から始まりました。彼は、プリントディスアビリティのある人のための図書館サービスの将来について語りました。彼のスピーチの結論は、未来に備えるために、専門図書館と公共図書館は協力してインクルーシブな図書館サービスを主流にしなければならないということです。また、主流の市場でアクセシブルな書籍が入手できるようになった今、これらのアクセシブルな図書館が、プリントディスアビリティのある者が容易にアクセスできるような形で図書館のコレクションに加わるにはどうすればよいのか 。そして最後に、図書館のインクルーシブ性とアクセシビリティを確保するためには、LPD図書館が依然として不可欠であると結論づけています。 

ディスカッションの中で、インクルーシブなサービスを実現するためにスピーカーが繰り返し述べたのがパートナーシップでした。公共図書館、学校、その他の主要なステークホルダーとパートナーシップを結び、利用者に働きかけ、エンドユーザーと協力し、彼らのニーズを中心にサービスを構築すること、公共図書館は、アクセシブルなメディアを提供する責任を負う専門図書館と協力すべきであるとしました。緊密な協力関係を築くことができれば、それは画期的なことです。 

法に関する国際的な観点からは、国内法だけでなく、国際的な著作権の枠組みを熟知し、それを活用することが重要です。これは人権的な要素もあり、軽視できないことが明らかです。大きな責任です。図書館は、プリントディスアビリティのある人のアクセスを可能にするこれらの法律を擁護する必要があります。私たちはそれらを擁護する必要があり、私たちの役割はアクセスとアクセシビリティのためにあります。 

また、製作機関は出版社と協力し、知識を伝達し、ボーンアクセシブルな出版物を製作できるよう支援する必要があります。しかし、アクセシブルな出版物の製作はまだ続くでしょう。デジタルソースを持たない出版物の大部分は、アクセシブルでないままだからです。コミックのような画像の多い書籍もあります。 

もうひとつ指摘されたのは、利用者のニーズに配慮することの重要性です。例えば、高齢者は若者とは異なるニーズを持っています。ディスレクシアのためのトーキングブックなど、様々なフォーマットを提供することで、読書が苦手な若者も読書を楽しみ、図書館を利用するようになるでしょう。理想を言えば、本がボーンアクセシブルになれば、ディスレクシアのような異なる読書ニーズを持つ若者も、主流の本に簡単にアクセスできるようになるでしょう。 

 

[画像2: LPDパネルディスカッションの登壇者たち。]


LPDビジネスミーティング

LPDセクションはWLIC期間中、初のビジネスミーティングを開催しました。会議の議題には、年次報告書の見直し、サテライト会議の報告、セクションの使命と目標に関する議論などが含まれました。 

 

[画像3: LPDセクションの新旧メンバーの集合写真。]


ポスターセッション

WLIC2023のポスターセッションでは、クロアチア盲人図書館のJelena Lesaja氏とKarolina Zlatar Radigović氏(LPDセクションの前任および次期メンバー)が、2018年から実施している同図書館のポッドキャストについて発表しました。このポッドキャストでは、本のナレーションを担当する著者や、アクセシビリティの分野で活躍する専門家が出演しています。  彼らのポスターはIFLA WLIC 2023で視覚的インパクト賞を受賞しました。 

 

[画像4: 最優秀ビジュアル・インパクト・ポスター賞を受賞したジェレーナとカロリナ。]


LSNセッション

特別なニーズのある人々に対する図書館サービス分科会(LSN)は、"How can we make libraries accessible and welcoming for everyone "と題したオープンセッションを開催しました。  このセッションでは、「誰もが利用しやすい図書館とサービスのためのIFLAガイドライン」など、セクションが取り組んでいるガイドラインのいくつかが紹介され、また、ろう者、盲ろう者、難聴者のためのサービスに関連する適切な用語の使用についての必要性、そして最後に、誰もが利用しやすく、インクルーシブであるための取り組みにおけるマルメ(スウェーデン)の公共図書館のアクセシビリティ・ガイドラインについてのプレゼンテーションが行われました。 

 

[画像5: 「障害とは何か」という問いが表示された大型スクリーンの前のステージにいるLSN分科会の登壇者たち。]

LSN分科会では、オープンセッションに加え、部会の名称変更について話し合い、新入のメンバーを歓迎しました。 


図書館ツアー

ハーグのPeace Palace図書館とオランダ国立図書館(KB)を訪れる図書館ツアーにも参加しました。 

Peace Palace図書館は国際法を専門としており、アラビア語を含む様々な言語で約100万タイトルの蔵書があります。主にハーグ国際法アカデミーの学生にサービスを提供していますが、世界中の学者や学生にもサービスを提供しています。同図書館の詳細はウェブサイト(https://peacepalacelibrary.nl/)でご覧ください。 

ハーグにあるオランダ国立図書館(KB)は、オランダで出版された、またはオランダに関するタイトルを収集する使命を担っています。KB図書館への登録は無料です。現在、コレクションのデジタル化に取り組んでおり、出版社から印刷版が提供されない限り、タイトルのデジタルコピーのみを収集することができます。また、公共図書館のネットワークと協力し、すべての人に情報や教育サービスを提供しています。オンラインでリサーチサービスを提供しており、2021年のオンラインサービスへの訪問者数は400万人を超えました。( https://www.kb.nl/en

プリントディスアビリティのある人に関しては、KBはPassend Lezzen(プリントディスアビリティのある人のための主要図書館サービス)およびDedicon(アクセシブルタイトルの製作者)と協力し、アクセシブルなサービスを提供しています。 

 

[画像6: 国立図書館(KB)の閲覧エリアの書架。]

また、ロッテルダムにある別の公共図書館を訪れ、身体不自由のある利用者にも利用しやすい棚や、音声読み上げ、高コントラスト、ズームなどのアクセシビリティ機能を備えたオンライン・カタログなど、アクセシビリティに配慮した対策を見学しました。 

 

[画像7: ロッテルダム図書館の高コントラストでアクセシブルなオンライン・カタログ。]

 

[画像8: ロッテルダム図書館の利用しやすい書架。]

結論として、ロッテルダムで開催されたWLIC2023は、インクルーシブな図書館サービスの将来についての議論、意見交換、洞察に満ちたものとなりました。図書館コミュニティにおける包摂(inclusivity)とアクセシビリティの推進におけるLPD図書館の役割を再確認しました。


(翻訳M.N,K.K)


[参考リンク(外部サイト)]

WLIC 2023 ( https://2023.ifla.org/ )

IFLA ( https://www.ifla.org/ )

IFLA LPD section( https://www.ifla.org/units/lpd/ )

IFLA LSN section( https://www.ifla.org/units/lsn/ )

Peace Palace図書館( https://peacepalacelibrary.nl/ )

オランダ国立図書館(KB)( https://www.kb.nl/en )



先頭に戻る


「DAISYプラネット」 ニュースレター 2023年8月号 マラケシュ条約特集

2023-08-30 10:31:10  国際

DAISYコンソーシアムのニュースレター「DAISYプラネット」の翻訳記事(8月25日配信・不定期)を掲載します。


DAISY Planetニュースレターへようこそ!

DAISYコンソーシアムニュースレターの配信を希望されている方は、このページをご覧ください。もし、受信方法を変更したい場合は、このページの下にリンクがあります。


マラケシュ条約を祝う

このDAISY Planetの特別版は、アクセシブルな書籍の制作と国際的な譲渡を容易にする画期的な著作権例外であるマラケシュ条約の10周年を記念しています。
長年のキャンペーンと交渉の末、マラケシュ条約は2013年6月に採択され、2016年9月30日に発効しました。それ以来、93の加盟国が条約を施行しましたが、条約をサポートするために必要な法律をまだ批准または実施していない国も多く残っています。私たちはこの最初の10年の成果を祝うと同時に、次の10年が何をもたらすかという期待に胸を膨らませています。

WIPO、マラケシュ条約採択10周年記念式典を開催

7月12日、WIPOはマラケシュ条約を祝うイベントを開催しました。WIPO事務局長および主要関係者は、最も急速に発展している条約の影響と、それが世界中の印刷障害を持つ人々の生活にどのような変化をもたらしたかについて考察しました。
WIPOのウェブサイトでは、記録と翻訳が公開されています。

マラケシュ条約の動き

マラケシュ条約が、世界の後発開発途上地域の人々にタイトルを提供する上で重要であることはよく耳にするところですが、この新しい記事では、世界最大級の専門図書館サービスである米国議会図書館のNLS(National Library Service for the Blind and Print Disabled)にとっての利点を探ります。私たちは、この条約があらゆる規模の図書館を通じて利益をもたらすことができ、最終的には図書館の利用者がより広範なリソースにアクセスできるようになることを知りました。NLSがマラケシュ条約を通じてどのように貢献し、どのような恩恵を受けているか、続きを読んでください。

マラケシュ条約10周年記念ウェビナー

ILFA LPDとDAISYは、マラケシュ条約10周年を記念してウェビナーを開催し、12名の招待プレゼンターが、条約成立の経緯、条約が今日持つ影響、明日の人々のためになる改善点などについて、それぞれの経験を分かち合いました。 
私たちのウェブページには、10周年記念ウェビナーの録画、要約、関連資料へのリンクが掲載されています。

マラケシュ条約のリソース

参考までに:
ガイダンス
トレーニング
リソース


今後のイベント

------------------------------------------------------------------------
その他のイベントはDAISYカレンダーに掲載されています。


あなたの意見とニュースを聞かせてください。

私たちの活動を形成するために、あなたの提案やフィードバックをぜひお聞かせください。また、私たちは、あなたのニュース、イベント、開発について世界のDAISYコミュニティと共有したいと常に考えています。詳しくは、news★daisy.org(★を@に変えてください) までご連絡ください。


つながりを維持...

DAISY関連の活動や業界の動向をいち早く知るために、直接メーリングリストへの登録をご検討ください。また、世界的な出版業界のアクセシビリティの進展に焦点を当てた、インクルーシブ・パブリッシングのニュースレターにもご興味があるかもしれません。

Copyright © 2023 DAISYコンソーシアム, All rights reserved.

何かお気づきの点がございましたら、お問い合わせフォームまでご連絡ください。

K.K



先頭に戻る


Inclusive Publishing ニュースレター( DAISY コンソーシアム)2023年7月

2023-07-24 13:31:10  国際

DAISY コンソーシアムが運営するInclusive Publishing7月ニュースレター(7/6発行)の翻訳を掲載します。


トピック
1. EAA(European Accessibility Act/欧州アクセシビリティ法)ケーススタディ: フランス
2. 英国のデジタル・アクセシビリティ調査、すべての市場に影響を与える結果を共有
3.マドリードでのアクセシビリティ・キャンプであなたが見逃した10のこと
4.あなたが頼りにしているツールをサポートしてください
今後のイベント
リンクと記事
お知らせ


1. EAA(European accessibility act/欧州アクセシビリティ法)ケーススタディ: フランス
欧州アクセシビリティ法は、アクセシビリティの導入を進めるために、欧州諸国と世界中の出版社の活動に焦点を当てるのに役立ちます。
EDRLab とフランス文化省が執筆したこのフランスのケーススタディは、アクセシビリティへの取り組みで経験した多くの活動、課題、解決策に焦点を当てています。
※EDRLab…国際的な非営利開発研究所。無償でオープンソースであるDAISY/EPUB再生アプリ「Thorium」などを開発・提供している。

2. 英国のデジタル・アクセシビリティ調査、すべての市場に影響を与える結果を共有
アクセシビリティ・コンサルタントのアリスター・マクノート氏は最近、公共部門団体に対する2018年のアクセシビリティ法の影響を評価するため、英国で簡単な振り返り調査を実施しました。私たちは、デジタル・アクセシビリティ調査の概要を共有できることを嬉しく思います。この調査には、世界中の多くの地域にも当てはまるような洞察を含んでいます。

3.マドリードでのアクセシビリティ・キャンプであなたが見逃した10のこと
毎年恒例のReadmagineカンファレンスでは、マドリッドで今年3回目となるLIA財団主催のアクセシビリティ・キャンプを開催しました。LIAのエリサ・モリナーリ氏によるこの概要記事では、アクセシビリティ・キャンプ・マドリッドで議論の中心となった10の分野を紹介しています。

4.あなたが頼りにしているツールをサポートしてください
DAISYパブリッシングツールは、多くの主流な電子書籍ワークフローに不可欠なコンポーネントです。私たちは、この業界を支援し続けられることを嬉しく思いますが、これらのツールの継続的な開発には、皆様のご支援が必要です。
あなたが支援するには、2つの方法があります。
1. アクセシブルコンテンツへの関わりを示すために、直接これらのツールのスポンサーとなり、スポンサーページで認知していただく。
2. あなたのサプライチェーンで関わりのある組織にサポートいただき、またアクセシビリティに関する声明を支持していただくように頼む。

今後のイベント
以下のイベント情報は、その後のイベントの詳細とともにインクルーシブ・パブリッシング・イベントのページに掲載されています。

7月

マラケシュ条約採択10周年記念式典ジュネーブおよびオンラインにて開催
2023712日、WIPO加盟国およびその他の関係者が一堂に会し、「視覚障害者等の発行された著作物へのアクセスを促進するためのマラケシュ条約」の採択10周年を祝います。
この重要な機会に、ぜひライブストリーミングをご覧ください。

HighEdWebアクセシビリティ・サミット 2023、 オンライン
ベストプラクティスを学び、仲間と体験談を共有し、アクセシビリティに関する幅広いトピックについて知識を深めましょう。初心者と専門家、技術を持たないユーザーと技術を持つユーザー、そしてその間のすべての人が参加することで恩恵を受けることができます。

8月
IFLA LPDサテライト会議 2023年、オランダ
国際図書館連盟(IFLA)のプリント・ディスアビリティがある人のための図書館セクション(LPD)は、「Let's work together, let's Library for all」と題した2日間の会議を開催します。みなさんにとって特に興味深いのは、アクセシブルなコンテンツの検索と発見を扱う2日目のプログラムです。DAISYのCEOであるRichard Orme氏は、このセッションで基調講演を行います。

リンクと記事
インクルーシブ・パブリッシング・コミュニティにとって興味深いリンクのリストをまとめました。


お知らせ
WIPOアクセシブル・ブックス・コンソーシアム国際優秀図書賞2023の候補者推薦が引き続き募集されています。例年通り、この賞には2つのカテゴリーがあり、ノミネートは8月4日まで受け付けています。受賞者は10月にアラブ首長国連邦のシャルジャで開催される出版者会議で発表されます。

何かお気づきの点がございましたら、お問合せフォームまでご連絡ください。
M.A

先頭に戻る


その他


「ダスキン・アジア太平洋障害者リーダー育成事業」第22期研修生 研修レポートのご紹介

2023-09-13 10:33:15  その他

ダスキン愛の輪基金の委託を受け、日本障害者リハビリテーション協会が実施している「ダスキン・アジア太平洋障害者リーダー育成事業」第22期研修生の研修レポートが公開されました。

ATDOはその中で2名の研修生の受け入れに携わりました。インドネシア出身のMaudita Zobritania(ゾーさん)と、フィリピン出身のJasmin Centeno Ambiong(ジャスミンさん)に、2022年7月にDAISY/EPUB製作研修を行いました。

愛の輪基金のサイト(https://www.ainowa.jp/)上で研修報告書が公開されています。彼ら/彼女らが、日本での研修を終えて得た学びや思いをご覧ください。

ダスキン・アジア太平洋障害者リーダー育成事業 第22期研修生報告書

PDF版
https://www.ainowa.jp/library/kensyu/pdf/trainee22_j.pdf

テキスト版
https://www.ainowa.jp/library/kensyu/data/trainee22_j.txt



K.K

先頭に戻る


ATDO事務所移転のお知らせ

2023-07-31 09:52:18  その他

この度、2023年7月15日付で弊機構の事務所が下記の通り移転いたしました。

あわせて電話番号も変更になりましたので、お知らせ申し上げます。


・新住所

〒182-0024

東京都調布市布田2-7-4-1002


・新電話・FAX番号

TEL:042-485-0611

FAX:042-485-0611



英語表記

・New Adress

2-7-4-1002, Fuda, Chofu-Shi, Tokyo, Japan 182-0024

・New TEL Number・New FAX Number

TEL:+81-42-485-0611
FAX:+81-42-485-0611


どうぞよろしくお願いいたします。

ATDO事務局一同

先頭に戻る


7/28(木)NHK「バリバラ〜障害者情報バラエティー〜 」で「読書バリアフリー」が取り上げられます

2023-07-24 11:04:52  その他

先日、市川沙央さんが、障害者の読書バリアフリーを取り上げた小説『ハンチバック』で芥川賞を受賞しました。

NHK・Eテレで毎週金曜日、午後10時30分から放送されている「バリバラ〜障害者情報バラエティー〜」で、
障害者の読書をテーマにした「愛と憎しみの読書バリアフリー」の回が放送されます。

放送は、7/28(木)午後10時30分からです。


Eテレ「バリバラ〜障害者情報バラエティー〜」

放送日: 2023年7月28日(金)午後10:30~10:59
再放送:2023年8月1日(火)午前0:00~0:29 ※月曜深夜


M.A

先頭に戻る


Copyright © 2023 ATDO
お問い合わせ