メインコンテンツへスキップ
ATDO

特定非営利活動法人 支援技術開発機構

ユニバーサルデザインと支援技術で実現する知識と情報の共有

当サイト内を検索できます。
お問い合わせ
Facebook

<浦河だより>
「浦河町図書館館内店館内展「佐藤みつ生活展」と、さをり織りのご紹介」

2022-02-07 10:58:03  関連催しのお知らせ

< 浦河だより >

浦河に滞在するATDO職員から、
浦河町や、べてるの家についてのご紹介する<浦河だより>を、不定期にお届けいたします。

今回は、べてるの家の皆様も作られている、「さをり織り」についてです。

  

写真:べてるの家で機織り機を使い、さをり織りが作られている様子


社会福祉法人 浦河べてるの家・・・北海道浦河町にある精神障害等をかかえる当事者のグループホーム兼仕事場。
メンバーの方々の生活拠点であり、事業所として昆布やいちごの加工品などの地域の特産品の加工・販売を行っています。

***

「浦河町図書館での織物の展示会と、さをり織りのご紹介」

浦河町図書館で、織物の展示会があり、鑑賞しに行ってきました。
「裂き織り」は、使わなくなった布を紐状に裂いてよこ糸として折り込み、
「もったいない」と言う日本人の精神をあらわした伝統技法です。

展示会では、素晴らしい作品が沢山あり、非常に楽しむことが出来ました。
べてるの家では、大阪の、城みさをさんのお孫さんが「さをり織り」を教えに来てくださってからさをり織りを作るようになり、
約25年以上の歴史があります。

「さをり」は一人一人の個性を大切にし、「機械の真似をしない」がモットーだといいます。
メンバーさんは糸の個性にもこだわることがあり、私が、べてる流だと思った作品は、
あるメンバーさんが、イチゴの作業からヒントを得た色彩をさをりに表現していた時です。

イチゴ作業を経験した私は、その表現の美しさにしばらく言葉が出ませんでした。

  

写真:いちごの色彩から着想を得た作品

べてるの家のグッズチームの皆さんは非常に楽しそうに話しながら作品を作っています。
「裂き織り」の展示会には「周りの人に助けられここまで来た」という作者のメッセージが込められていました。

織る技法は違っても、両方の織物からは共通の、深い温かみを感じることができました。

(記事:A.N)


館内展「佐藤みつ生活展」について【図書館】|スポーツ・文化・生涯学習|浦河町

展覧会情報
日時:令和4年2月2日(水)~27日(日)
火・木~日曜日:10時~18時
水曜日:10時~20時、月曜日:休館
最終日は16時まで
場所:浦河町立図書館
主催・お問い合わせ先:浦河町立図書館

(北海道浦河町役場のホームページより引用)


べてるの「さをり織り」の製品情報
bethel store (thebase.in)

<浦河だより>は以上になります。
また、浦河からのお便りをお届けしたいと思います。


M.A

先頭に戻る


Copyright © 2024 ATDO
お問い合わせ