シンポジウム「読書バリアフリー社会の実現を目指して ~アクセシブルな電子書籍とインクルーシブ出版の可能性を考える~」
2025-02-20 12:17:22
日本ライトハウス情報文化センターのシンポジウム「「読書バリアフリー社会の実現を目指して ~アクセシブルな電子書籍とインクルーシブ出版の可能性を考える~」のお知らせを転載します。
ATDOの河村が世界の動向についての講演、牧尾がトリウムリーダーの紹介をします。
日本語版のアクセシビリティチェックツールであるAceや、日本語訳されたアクセシブル出版ナレッジベースの紹介もあります。以下転載。
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日本ライトハウス情報文化センターでは、“読書バリアフリー社会の実現”について考えるシンポジウムを開催します。
読書バリアフリー法の施行から5年以上が経過したものの、視覚障害者等の読書環境が大きく前進したとはまだ言えない状況にあります。
従来、視覚障害者等が利用する点字図書・録音図書については、一定の点訳・音訳技術を持つボランティアの協力の元、製作・提供されてきましたが、現在、アクセシブルな電子書籍においても、そのほとんどがボランティアによる無償の製作でなりたっています。
電子出版が一般化し、電子書店や電子図書館が増えている今、読書バリアフリー法で謳われている、障害者が本を“借りる権利”と“買う権利”の保障について、私たちはどのような未来を作っていくべきでしょうか。
本シンポジウムでは、アクセシブルな電子書籍に焦点をあて、点字図書館の立場から、障害者・著作者・出版者が三方得になる読書バリアフリー社会の実現について提言。6月に施行される欧州アクセシビリティ法の最新情報も交えながら、2025年度からはじまる“読書バリアフリー法基本計画第2期”の在り方についても考えます。
■日時 3月15日(土) 13時30分~16時
■会場 玉水記念館 1F 大ホール(大阪市西区江戸堀1丁目10-31)
※大阪メトロ四つ橋線「肥後橋」駅8番出口上がり、すぐ
■定員 70名(Zoomによるオンライン配信あり、150名)
■内容
・電子書籍のアクセシビリティチェックツール「エース」「アクセシブル出版ナレッジベース」と、アクセシブル化マニュアルの紹介
・世界の動向から考える日本の読書バリアフリー社会
・書籍における視覚的資料(図・表・写真等)の情報保障について
・無料電子書籍再生アプリ「トリウムリーダー」の紹介
・パネルディスカッション「読書バリアフリー法の基本計画第2期を私たちはどう進むのか」
・(会場展示)「トリウムリーダー」と点字図書館が提供するアクセシブルな電子書籍
■登壇予定者 *五十音順、敬称略
河村 宏(かわむら ひろし:国際デイジーコンソーシアム理事、支援技術開発機構)
工藤 智行(くどう ともゆき:有限会社サイパック取締役社長)
久保田 文(くぼた あや:日本ライトハウス情報文化センター館長)
神 尚喜(じん なおき:全国視覚障害者情報提供施設協会 電子書籍委員会委員長)
牧尾 麻邑(まきお まゆ:支援技術開発機構研究開発・研修主任)
村田 真(むらた まこと:慶應義塾大学政策・メディア研究科特任教授、JDC技術委員長)
■申込方法
(1)応募フォームからの申し込み
以下にアクセスいただき、必要事項を入力して送信ください。
https://tayori.com/form/d92e335f8f8ed2071a091244e42c4b75442a0d95/
(2)メールでの申し込み
件名を「3月15日シンポジウム参加」とし、メール本文に
①氏名(フリガナ)
②所属組織・団体名
③参加形式(来場・オンライン)
を記入して bf-sympo@lighthouse.or.jp までお送りください。
申込締切:3月8日
(参考URL)
https://www.lighthouse.or.jp/iccb/informations/informations-503032/
■担当
日本ライトハウス情報文化センター(数又・久保田)
電話:06-6441-0015(日・月・祝を除く9時30分から17時)
メール: bf-sympo@lighthouse.or.jp
*本事業は、一般社団法人授業目的公衆送信補償金等管理協会(SARTRAS)の共通目的基金の助成を受け実施されます。
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以上です。
M.M.