DFAフィリピンフォローアップ
2008-09-11 17:27:28 会議・講習等報告 DAISY/EPUB情報 国際
DAISYコンソーシアムが日本財団の助成を得て実施しているDAISY for All Project (DFA)の活動として、フィリピンDAISYネットワーク(PDN)を中心に、フィリピンでDAISYに関係する団体を訪問して、DAISY製作の技術指導を行った。
8月22日
フィリピン自閉症協会(Autism Society of the Philippines)で、認知・知的障害者向けDAISY製作フォローアップ講習を行った。EasePublisherを使用してソーシャル・ストーリーの中から”シャワーのあびかた”を選びDAISY化した。(参考資料2つ:ASPのニューズレターとManila Buletin Online)
8月23日
国立図書館を訪問した。新しい録音ブースができたばかりで、フィリピンのDAISYのレポジトリになる予定だ。
大学生の教科書をDAISY化して提供している Resources for the Blind を訪問し、製作担当者と利用者に会った。
英文の教科書はスキャンして、セーブ・アズ・デイジー・コンバーターとDAISYパイプラインを早速活用してフルテキストとシンセサイザーの声の入ったDAISY図書を作成していた。
本年5月にバンコクで開催されたDFAのDAISY製作指導者国際研修会にフィリピンから参加した全盲のJhonviさんは、ダバオ島とセブ島の2つの離れた支部のスタッフには、メッセンジャー(インターネットでのテキスト・音声による通信)を通して新しいツールの紹介をしたとのこと。
8月24日
フィリピン外務省を訪問した。国連障害者の権利条約を4月に批准したので、外務省としても障害者政策に力を入れたいとのこと。特に、障害者だけでなく、非識字者を含むすべての人にとって良いDAISYには以前より関心が高いようだ。
教育省点字印刷部訪問。DAISY製作を今後始めていきたいとのこと。

M.H.