モンタナ大学障害学生サービス部コーディネーターをお招きして
2010-01-09 11:24:39 教育
12月27日(土)神戸市勤労会館にて
学校でも、卒業後、社会にでて働き始めても、自分が困っていることを相手に説明しないと勉強や仕事が先に進まないことが沢山あります。そこではセルフアドボカシーの必要性をつくづく感じます。渡部・テーラー・美香さん(モンタナ大学障害学生サービス部コーディネーター)のモンタナ大学サービス部7年間の経験から、セルフアドボカシー成功の秘訣7カ条を教えてもらいました。交流会の参加者は「たつの子」青年達と親達合わせて27名でした。

☆自分をよく知ること
☆後で困るのは自分だから、受身よりも自ら率先して動く
☆失敗を恐れないで、むしろ失敗から学ぶ
☆誰かがやってくれるのではなく、自分が自分に責任をとってサービスを有効活用する
☆テクノロジーを大いに活用する
☆結果をだすためにクリエーティブに生きよう
☆支援してくれる人たちと良い人間関係を保つ
ちなみに、セルフアドボカシーとは、自己決定をするために自分が困っていることは自分で説明し、自分の要望を相手に伝えることです。たつの子の青年達の中には学校でセルフアドボカシーのできている人もいました。実践した結果、学校生活も楽しくなったようです。

アメリカでもセルフアドボカシーを本人が実践できるようになるには練習・失敗の繰り返しだそうです。そして日々、環境との戦いだそうです。子供が失敗するたびに親もつらい気持ちになりますが、失敗したおかげで、子供が成長していくことは格別な喜びとなるそうです。

「言うのは簡単だけど、実行するのは難しいよ」という青年の声がとても印象的でした。ATDOも皆さんを応援します。是非セルフアドボカシーを実現させ、周りの環境を変えながら、就学・就労の道を一緒に探りましょう。
