講演会のご案内 「DAISYとEPUBは読書のユニバーサルデザインをどう実現するのか」
2010-07-02 10:01:22 関連催しのお知らせ DAISY/EPUB情報
2010年7月9日 16:30-18:30 参加費無料
主催:日本デイジーコンソーシアム
共催:オリンパス株式会社
会場:戸山サンライズ (東京都新宿区戸山1-22-1)
東西線早稲田駅、大江戸線若松河田駅から徒歩10分 https://www.normanet.ne.jp/~ww100006/tizu.htm
PAD上陸が昨年のグーグル電子図書館に続いてEPUB(イーパブ)規格の電子書籍に注目を集めています。DAISYコンソーシアムは、電子書籍の事実上の標準規格であるEPUBを決めたIDPFに呼びかけて、EPUBの改定作業を両者が協力して進めることに合意しました。この結果、DAISY規格とEPUB規格がそれぞれ次のバージョンでは共通性を高め、出版社がEPUBで出版すればすぐにテキストDAISYと同様にシンセサイザーで読めるようになり、また、肉声や手話が必要な時は、EPUBファイルに朗読や動画を追加するとマルチメディアDAISYになるという大きな前進が期待できる状況になりました。
国民読書年の本年1月1日に改正著作権法が施行され、全国のDAISY図書の潜在的利用は一挙に100倍以上に増加しました。この法改正がDAISYの利用を前提に実施されたことは特筆に値することですが、肝心のDAISY図書の製作に公的な資金がなく、ボランティアに依存する状況は変わっていません。また、文部科学省は2015年をめざして電子教科書を導入する計画とのことですが、それが障害児を含めて使えるユニバーサルデザインを採用するという報道はまだありません。
このような状況のもとで、DAISYコンソーシアムに日本を代表する正会員として加入している日本デイジーコンソーシアムは、DAISYの今後についての皆様のご関心にこたえるために、下記の通り緊急の講演会を開催することにいたしました。
急ではありますが、皆さまのご参加をお待ちしております。
■ 情報保障:要約筆記・テキストデータ送付
■ 参加申込先: 日本デイジーコンソーシアム事務局
財団法人日本障害者リハビリテーション協会 情報センター内 担当:有田
TEL: 03-5273-0796 FAX: 03-5273-0615 Eメール: dinf-j@dinf.ne.jp
【プログラム】
16:30-16:33 開会の辞 日本デイジーコンソーシアム 事務局長 野村 美佐子
16:33-17:00 日本デイジーコンソーシアムメンバー自己紹介
正会員
財団法人 日本障害者リハビリテーション協会
社会福祉法人 日本ライトハウス 情報文化センター
特定非営利活動法人 支援技術開発機構
特定非営利活動法人 全国視覚障害者情報提供施設協会
準会員自己紹介
社会福祉法人 日本点字図書館
特定非営利活動法人 奈良デイジーの会
協賛企業紹介
オリンパス株式会社
17:00-18:00 講演「DAISYとEPUBは読書のユニバーサルデザインをどう実現するのか」
講師 DAISYコンソーシアム 会長 河村 宏
18:00-18:30 レセプション