デイジー教科書とは、「障害のある児童及び生徒のための教科用特定図書等の普及の促進等に関する法律(教科書バリアフリー法)」と「著作権法第33条の2」に基づいて、障害により教科書を使用することが困難な児童生徒のために、作成・提供されている教科用特定図書(※)等の一つで、全国の教育委員会等による利用手続きを通じて、2024年現在で2万人を超える児童生徒により利用されています。2024年6月に上記教科書バリアフリー法の一部改正が行われ、特に障害は無くても、日本語に通じない外国籍等の児童生徒にもこのデイジー教科書を提供できるようになりました。
※教科用特定図書とは:視覚障害のある児童及び生徒の学習の用に供するため文字、図形等を拡大して教科書を複製した図書(以下「拡大教科書」という。)、点字により教科書を複製した図書(以下「点字教科書」という。)、その他障害のある児童及び生徒の学習の用に供するため作成した教材であって教科書に代えて使用し得るものをいいます。文部科学省ホームページより(https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/gaiyou/04060901/1295924.htm)
本事業では、一般社団法人授業目的公衆送信補償金等管理協会(SARTRAS)の共通目的事業・助成事業の2024年度助成を受けて、有識者による委員会を設置し、デイジー教科書の普及活動を行い、年度末にその成果をとりまとめた事業報告会を実施します。本事業の事業報告は こちら
小澤 亘 (立命館大学 名誉教授)
濱田 滋子 (NPO法人 NaD 理事長)
板橋 友紀子 (世田谷マルチメディアDAISYの会 代表)
吉広 賢史 (公益財団法人 日本障害者リハビリテーション協会 情報センター 副センター長)
齋藤 ひろみ (東京学芸大学 教育学部 教授)
村上 自子 (NPO法人 おおさかこども多文化センター 副理事長)
河村 宏 (国際DAISYコンソーシアム 理事)
文部科学省、大阪市教育委員会、日本DAISYコンソーシアムの後援を受けて、2025年2月23日(日)に大阪教育大学天王寺キャンパスにて講演会を開催しました。
(2025年2月23日ATDO主催講演会「マルチメディアデイジー教科書を使ってみよう―教科書を読むことが難しい児童生徒の学びを保障するためにー」のお知らせ)
多くの方々に本講演を見ていただけるように当日の録画動画を公開しました!
https://www.atdo.jp/1655
この中の井上賞子先生の講演に見出しとチャプター目次をつけて見やすくデザインした動画を作成しました。ICT教材の研修用にお使いください。
東京都内で2025年3月19日(水)に本プロジェクトのシンポジウムを開催いたしました。
開催告知記事:
シンポジウム(事業報告会)「日本語に通じない児童生徒」へのデイジー教科書の利用促進の取り組みについて
https://www.atdo.jp/1653
デイジー図書読書体験会
https://www.atdo.jp/1654
【シンポジウム(事業報告会)の録画動画を公開しました!】
https://www.atdo.jp/1659
マルチメディアデイジー教科書の利用申請は、日本障害者リハビリテーション協会の提供するホームページ「エンジョイ・デイジー」から行います。
マルチメディア・デイジー教科書の一般申請について/吉広賢史氏(公財・日本障害者リハビリテーション協会 情報センター 副センター長)
申請内容の理解の一助となるよう、本事業では、令和6年度版 マルチメディアデイジー教科書提供申請書を、以下の言語に翻訳しました。
本資料は「エンジョイ・デイジー」内の以下のサイトに、申請用書類として掲載されています。
DAISYトップ > マルチメディアデイジー教科書 > デイジー教科書 一般提供申請方法 > [【初めてデイジー教科書を申請する方】申請書をプリントアウトして申請]
※デイジー教科書の利用申請にあたっては、利用規約等への同意が必要です。
申請の際に参照することになる説明サイトも同様に翻訳しました。同サイトトップに翻訳資料へのリンクが掲載されています。
DAISYトップ > マルチメディアデイジー教科書 > [日本語に通じない児童生徒へのデイジー教科書の提供について]
こちらの資料をご覧ください。
ds20250319_symposium-report.pdf
以上